弁済額はわずか

悪夢〇〇〇くらぶ…続

前回の悲壮な話の続きです。
今まで馴染みのなかった日本旅行業協会や観光庁と関わりを持つことになっていきます。今は観光庁=Go Toトラベルキャンペーンでよく出てきますね。

Tくらぶのことは、その当時のニュース番組でも取り上げられていました。テレビ画面にはTくらぶ本社が映っていて、人影もなくメディア関係者でごったがえしている状況はいよいよ、ただ事ではないと確信。
夫に「Tくらぶ、あぶないの?旅行どうなるのかな?大丈夫かな?」と救いの言葉を求めました。夫曰く「倒産したんかも」と。そんなぁ……泣きたくなりました。
暫くして、社長の山田〇〇子は雲隠れしていること、Tくらぶは3年前から粉飾決済しているなどの事実がわかりました。当時のことが今も鮮明に思い出されます。
いっしょに旅行するはずだった友達に申し訳なくてどうしたらいいのか…😢

それから、日本旅行業協会と観光庁への連絡、メールを送る日々が1年近く続きました。
日本旅行業協会→(株)Tくらぶ営業停止情報 → 破綻申出書類送付依頼 →
弁済業務委員会事務局からの書類 → 認証申出書+経緯書送付 → 省略 
それから、8カ月後に認証対象と認められる債権額が決まりました。
      実際に支払った旅費 ✖ 還付率(3.5%)=認証額
そして1年後に返ってきたお金は 25,000円弱。会社が倒産したんだから仕方がないと諦められる金額ではないですよね。

経過途中はただ待っているだけではなく、被害者の会に参加して、被害の状況などを共有し、何度も抗議文を観光庁に送ったりしていました。ダメ元ではあるとわかっていても何かをせずにはいられない気持ちでしたね。被害者の中には、新婚旅行費用が戻ってこない方、会社の慰安旅行をTくらぶに申込みをされた方、現地に行ったはいいが、宿泊ホテル、帰りの飛行機も予約されていない…等々ほんとに悪質です。

教訓: おかしいと思ったら、旅行会社の経営状態を調べる。
  : 旅行代金の振り込みを急がせるのも要注意。
  : 複数の申し込みはNG。 一つ目をキャンセルしたことを確認。
  : 旅行に関する書類、払込領収書などは保管
海外旅行へは行きたくない…しばらくは、いえ長い間そんな気分でした。